公開:2025.11.24更新:2026.07.12営業効率化読了目安:15分公式・公的資料等:2

営業電話を録音・記録する方法|AI文字起こし・SFA連携の選び方

営業電話を録音する5つの方法と、文字起こし・AI要約・SFA連携までの業務を解説。個人情報、権限、保存期間、大規模な営業組織での端末・アカウント運用も整理します。

営業電話を録音・記録する方法|AI文字起こし・SFA連携の選び方

この記事でわかること

対象:法人携帯・代表電話・クラウドPBXの通話を記録し、案件共有や引き継ぎへ活用したい営業責任者、営業企画、情報システム、セキュリティの担当者

  • 録音方法は通信事業者・PBX・端末・Web会議・SFA連携で運用範囲が異なる
  • 録音機能だけでなく、文字起こし、確認、案件紐づけ、検索、権限、保持まで比較する
  • 利用者や関係部署が多い組織では端末・回線・入退社・録音除外・削除依頼の運用を先に決める

UPDATE 2026.07.12

営業電話の録音方法、AI文字起こし評価、個人情報・セキュリティ、大規模な営業組織の運用、KPIを全面改訂しました。

目次

営業電話を録音・記録する目的は、通話件数を増やすことではありません。外出中や移動中の電話で、顧客の要望、約束、金額、期限、次回行動を正確に残し、担当者以外も案件の経緯を確認できるようにすることです。

録音方法は、通信事業者のサービス、法人電話・PBX、端末アプリ、Web会議、SFA連携などで対応範囲が異なります。本記事では、録音から文字起こし、確認、案件への保存、権限・保持までを一つの業務として比較します。

営業電話を記録する5つの方法

方法向く環境主な確認点
通信事業者の録音法人携帯の通話を組織で管理したい対象回線・保存・転送・管理画面
クラウドPBX・CTI代表電話やコール業務を記録したい内線・外線・顧客紐づけ・保管
端末・アプリ少人数で特定端末を利用するOS制約・相手音声・端末変更・データ回収
Web会議録画オンライン商談が中心会議サービス・参加者通知・保存先
SFA統合・連携通話を顧客・案件へ結び付けたい自動紐づけ・確認・権限・転記

スマートフォンで録音できるかだけで判断すると、法人端末の管理、OS更新、機種変更、退職時のデータ回収、SFAへの転記が残る場合があります。利用者や関係部署が多い組織では、端末・回線・アカウントの運用まで確認します。

録音から案件共有までの業務フロー

段階行うこと確認すること
1. 録音対象通話を開始・終了する自動・手動・録音漏れ
2. 取り込み音声を安全な保存先へ送る端末残置・暗号化・失敗時
3. 文字起こし音声をテキスト化する話者・固有名詞・数字
4. 要約要点・決定事項・次回行動を抽出する誤り・根拠・修正
5. 確認担当者が重要事項を確定する金額・期限・約束
6. 紐づけ顧客・案件・活動へ保存する重複・担当者・検索
7. 利用上司・後任が支援と引き継ぎに使う権限・検索・保持

文字起こしが完了しても、担当者が別画面からコピーして案件へ貼り付けるなら、転記作業は残ります。録音開始から必要な記録の保存完了までを測ります。

対面・Web会議・電話を含む録音ツールの比較はこちら

商談録音ツール比較を読む →

AI文字起こし・要約を評価する方法

  • 同じ内容・同じ録音環境の音声で候補を比較する
  • 社名・製品名・数字・日付・複数話者を含める
  • 文字起こし精度だけでなく修正時間を測る
  • 決定事項・懸念・次回行動の欠落を確認する
  • 元音声の該当箇所へ戻れるか確認する
  • 生成結果が顧客・案件へどのように反映されるか試す

AIの要約は確認のための下書きです。金額、期限、担当者、契約条件、顧客への約束は、元の音声または文字起こしと照合します。

録音・個人情報・セキュリティの確認

通話には氏名、連絡先、取引条件、問い合わせ、個人の発言などが含まれる可能性があります。録音の目的、対象、利用者、保存期間、アクセス権、委託先、削除を社内規程と照合し、必要に応じて法務・専門家へ確認します。相手への説明方法は、通話の内容、業界、契約、社内方針に合わせて決めます。

確認領域質問
利用目的何のために録音し、二次利用をどこまで認めるか
対象どの回線・端末・担当者・顧客との通話を録音するか
説明誰がどのタイミングで録音目的を案内するか
アクセス担当者・上司・管理者・他部門の閲覧範囲はどうするか
保存音声・文字起こし・要約をどこへ何日保存するか
委託先音声や個人情報がどの事業者へ送られるか
AI利用モデル学習・生成・人の確認・訂正をどう扱うか
削除退職・契約終了・顧客からの申し出時にどう対応するか

参考:個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)(個人情報保護委員会)

参考:AI事業者ガイドライン(第1.2版)(経済産業省)

大規模な営業組織での導入チェックリスト

  • 法人回線・私物端末・Web会議の対象範囲を決めたか
  • 録音開始・失敗・未同期を利用者が確認できるか
  • 顧客・案件への自動紐づけと重複処理を試したか
  • 入社・異動・退職時のアカウントとデータ所有者を決めたか
  • 部門・役職・案件ごとの閲覧権限を試したか
  • 音声・文字起こし・要約の保持期間を分けたか
  • 録音しない通話と停止方法を決めたか
  • 問い合わせ・事故・削除依頼の担当者を決めたか

導入効果を測るKPI

KPI測り方注意点
記録完了時間通話終了から案件保存までAI処理待ちと確認修正を含める
記録率対象通話のうち顧客・案件へ残った割合録音件数だけで判断しない
必須情報の欠落決定事項・期限・次回行動の不足文章量ではなく必要情報で測る
検索時間別担当者が通話経緯へ到達するまで本人以外で確認する
引き継ぎ利用担当変更時に記録を参照した割合聞き直し時間も含める
管理工数権限・端末・問い合わせ・削除の時間全社展開後の件数で見る

録音サービスの提案で確認する質問

確認領域質問
対応範囲法人携帯・代表電話・Web会議・対面のどこを記録できるか
失敗時録音・同期・文字起こしに失敗したことを誰が確認できるか
紐づけ電話番号・顧客・案件・担当者をどう照合し重複を防ぐか
権限本人・上司・管理者・他部門の閲覧と出力をどう分けるか
AI音声の送信先・学習利用・要約修正・利用上限はどうなるか
端末運用機種変更・紛失・退職時に設定とデータをどう回収するか
終了音声・文字起こし・要約をどの形式で出力し削除できるか

デモでは短い成功音声だけでなく、外出先の雑音、複数話者、固有名詞、数字を含む実際の通話に近いサンプルを使います。料金は回線数、利用者数、録音時間、保存容量、AI処理、SFA連携を同じ条件で比較します。

営業電話の録音に関するよくある質問

個人のスマートフォンで録音してもよいですか?

会社の端末・情報管理規程、対象OS、データ保存、退職時の回収、顧客への説明を確認する必要があります。個人端末内だけに音声を残す運用は、組織共有と削除管理が難しくなります。

文字起こしがあれば音声は削除してよいですか?

目的、確認方法、社内規程、契約によって判断します。誤変換を照合するため一定期間音声を残す場合もあります。音声とテキストで保持期間を分けることも検討します。

すべての営業電話を録音すべきですか?

録音目的と必要性に合わせます。個人情報や機密情報を扱う通話、録音を望まない相手、対象外業務について停止・除外する方法を決めます。

AI要約をそのまま案件情報にしてよいですか?

重要項目は担当者が確認します。自動反映する項目と、承認後に反映する項目を分け、修正履歴を残せるか確認します。

まとめ:録音機能ではなく、共有までの業務で選ぶ

営業電話の録音は、音声を保存するだけでは価値になりません。文字起こし、確認、顧客・案件への紐づけ、検索、権限、保持までを同じ流れとして設計し、記録時間と情報欠落を測ります。

DRIVE SFAの法人携帯録音・案件連携について確認する

資料請求・ご相談 →
小花 達也

執筆:小花 達也

新卒でソフトバンク株式会社に入社し、デジタルマーケティングを担当。その後、ベンチャー企業数社でBtoBマーケティング、データ基盤構築、営業などを担当した後、ELW株式会社に入社。DRIVE SFAでは導入支援とマーケティングを担当。

本記事は、DRIVE SFAの導入支援・営業運用に関する知見をもとに編集しています。