「数字が足りないぞ!とにかくやれ!」
「改善しろ!施策を出せ!」
経営トップからの檄が飛ぶ。
営業部長もマネージャーも、必死の形相で頷く。
しかし、会議室を出た彼らの足取りは重い。なぜなら、彼ら自身も本当は分かっているからです。
「何をどう改善すればいいのか、本当は誰も分かっていない」ということを。
経営会議からのプレッシャー
多くの日本企業で繰り返される光景です。 期末が近づくと、経営層からのプレッシャーは強まります。 トップは言います。「原因を分析しろ」「効果的な一手を打て」。 その要求自体は正しい。経営者として当然の発言です。
しかし、現場のリーダーたちはその言葉を聞きながら、心の中で途方に暮れています。 「分析しろと言われても、手元にあるのは結果(売上数字)だけだ……」
「さあ、何をやる?」……沈黙する会議室
部下を集めて緊急ミーティングが開かれます。 「さあ、何か策はないか? 何ができる?」
現場の脳内
- 「テレアポの件数を増やす?(もう限界までやってるよ…)」
- 「既存客に再度アプローチ?(先週断られたばかりだ…)」
- 「SFAを見ても『商談中』としか書いてない。なぜ止まってるのか分からない…」
SFAやCRMは導入しているはず。しかし、そこには「正しいプロセスデータ」が入っていません。 日報は「訪問しました」「検討しますとのこと」といった定型文ばかり。 「なぜ売れないのか」「どこで負けているのか」という事実データが欠落しているため、有効な打ち手が思いつかないのです。
結局、「いつもと同じやり方」へ逃げるしかない
論理的な策が出ないまま時間が過ぎ、最後に行き着くのは決まってこの結論です。
「とにかく行動量を増やそう!」
「気合いで一件でも多く回ろう!」
「最後まで諦めるな!」
精神論への回帰です。 これまでと同じやり方で、ただ負荷を高めるだけ。 「改善」ではなく「消耗戦」。 トップは「またそれか」と呆れ、現場は「またこれか」と疲弊する。 これが、データなき組織の悲しい現実です。
感情論を終わらせる唯一の武器は「事実」
このループを断ち切るには、大きな声(感情)に対抗できるだけの「事実(データ)」が必要です。
- 「A社の失注理由は価格ではなく、決裁権者へのアプローチ不足でした」
- 「この商材は、初回商談から2週間以内のクロージング率が80%です。今はスピードが遅れています」
- 「トップセールスのBさんは、このフェーズで必ず〇〇の話をしています」
こうした事実があれば、精神論ではなく「具体的な戦術」の話ができます。 しかし、忙しい現場に「もっと詳細に入力しろ」と言うのは、新たな精神論でしかありません。
悲劇のループを断ち切るために
人が入力しなくても、事実が集まる仕組みが必要です。 メール、電話、商談の音声。これらが自動で記録・分析されれば、マネージャーは「何やる?」と悩む必要がなくなります。 データが「ここがボトルネックだ」と教えてくれるからです。
「とにかくやれ!」という怒号が飛び交う会議室を、 「データを見るとここが課題だから, こう変えてみよう」という建設的な議論の場に変える。 それが, DRIVE SFAが提供したい価値です。
Written by 小花 達也
新卒でソフトバンク株式会社に入社し、デジタルマーケティングを担当。その後、ベンチャー企業数社でBtoBマーケティング、データ基盤構築、営業などを担当した後、ELW株式会社に入社。